インフラ事業のDX化|ビジネスモデルの変革|【ベイシス株式会社】

「いろんな会社さんが提供しているクラウドの仕組みと自社開発のシステムを連携させようとしています。」

「今ある業務の効率化だけではなく、ビジネスモデル自体をテクノロジーを使って変革しなければいけない」 と仰っていたのはインタビューにお答えしていただいた、ベイシス株式会社の代表取締役社長の吉村公孝様です。

自社のDX化に積極的に取り組んでおられて、少しでもより働きやすい環境を作れるのであれば他社のSaaSでも使うし、競争優位性を保てるのであれば自社で開発されるそうです。

目次

インタビュー先情報

会社情報

人の手と目で行ってきたこれまでのやり方に対して、テクノロジーによる効率化を図らなければ、真のDXを実現することは不可能です。

ICTで世の中をもっと便利にしていく。この大きな使命を成し遂げるまで、我々の歩みは止まりません。

出典:株式会社ベイシス 公式HP 代表挨拶

インタビュー者:代表取締役社長 吉村公孝様

導入事例

カオナビ

導入背景

導入した背景としては、社員の評価に関するデータ等の管理を前はエクセルで管理をしていたため、データ管理の数があまりに膨大で負担が大きくなっていました。

社員が10人くらいではなく、数百人単位となると、どうしても過去の履歴がなくなってしまうことが起きてしまいます。

そこでSaaSの一種であるカオナビを導入してみました。

使用方法

社員の評価に関する膨大なデータを管理するために使用しています。

課題達成

カオナビを導入することによって社員一人ひとりのスキルや、評価等をクラウドを通じて定期的にバージョンアップできる。

視覚的にも分かりやすく管理するのに適していた。

良かった点

見えにくい社員のスキルや能力を可視化できるのでわかりやすい。 膨大な数のデータを整理できた。

悪かった点

弊社が使用している他社のSaaSサービスと連携されていないこともあるので少しだけ使い勝手が悪いと感じた。

クラウドサイン

導入背景

クラウドサインはコロナ感染拡大前から導入していました。

今までの契約書の在り方は当然紙でした。紙だと例えばその契約締結した後、保管から管理まで非常に労力がかかってしまいます。

契約者の数が会社の場合は多いので、紙媒体の契約書の場合は探すのすら大変でした。

「3年前のあの契約書どこだっけ?」そんなことが起こりうるくらい、管理の方法が難しかったです。

そこでクラウド上で契約書が保管できれば楽なので、クラウドサインを導入しました。

印紙税がかからずコスト的にも削減できるので、導入しない理由が見当たりませんでした。

使用方法

契約書の締結、保管、管理に使っています。

課題達成

紙とは違い、クラウドならネット上なので検索すればすぐに欲しい契約書にヒットします。
おかげで保管、管理が楽になり、無駄な工数を割かなくて済むようになりました。

また、印紙税がかからず、金銭的にもコストを削減できました。

良かった点

コストを削減できた。 人と直接会わないのでコロナ対策にもなった。

契約書の締結、保管、管理が楽になった。 クラウド上に保管でき、物理的にもスペースが取られることが無くなった

悪かった点

特になし

セールスフォース

導入背景

元々他社SFAを使用していたが、会社の規模が大きくなるにつれて拡張性のあるSFAが必要となったためsaleforceを導入した。

使用方法

営業管理や見込み管理等のSFA機能と顧客管理等のCRM機能として利用しています。

課題達成

切り替えたばかりなので、効果測定は今後行ってく予定です。

気になった点についてご質問させて頂きました!

Q.今かなりSaaS導入されていると思いますが、それでもまだ依然として残っている課題であったり、もっと業務を効率化できると思う部分はございますか?

弊社はSaaSのシステムを導入することによって、相当自動化を進めている方だと思っています。

ただ、課題として感じているのは、弊社が開発したシステムではない場合、例えば、カオナビはカオナビ社が運営していたり、例えば、人事評価管理はカオナビで行い、営業データの管理はセールスフォースで行っているように、各システムがほとんど連携せずバラバラに動いてしまっていることです。

もちろん中には連携できるシステムもありますが、自分や社員が使用したいシステムをそれぞれ連携できれば、一つのプラットフォームに行けば全部管理できるようになり、かなり業務を効率化できるようになります。

そこで弊社の場合は様々な会社が提供してるそういったクラウドの仕組みと今自社開発しているシステムを組み合わせ、そこで連携させるようとしています。

恐らく2か月くらいで弊社のシステムと連携していくのでそれが完成すれば作業はやりやすくなると思います。

最後にDX化に取り組もうと考えている方にアドバイスを一言お願いします!

今後はどんな業界であろうとDX化は必要になると思います。

自社で開発しようがIT化には相当力を入れていく必要があると弊社は考えております。

今ある業務の効率化だけではなくて、そもそもビジネスモデル自体をテクノロジーを使って変革しなければいけない時代がくると考えています。

そのDXをするために必要なSaaSであれば、他社さんのSaaSを使う、もしくは自社開発したほうが競争優位性が担保できるのであれば、自社開発します。

この記事に登場したSaaS

カオナビ

カオナビでは、スキルや実績、性格からモチベーションなどの人材情報を一元管理できるSaaSの一種です。
企業に合わせたオリジナル性の高いデータベースを人材管理する上で実現できます。

クラウドサイン

当サービスは、事前に内容についてお互いの合意が済んでいる契約書・発注書などの書類をアップロードし、相手方が同意することにより、相互同意がなされたことを示す電子署名が施されるサービスです。

また電子署名が施された書類の保管、管理もサービス上で行うことができます。

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