「より多くの人により多様な「暮らす」という選択肢を持っていただきたい」「普通賃貸ももっとテクノロジーによって簡単に住めるようにする」と仰っていたのはインタビューにお答えしていただいた、株式会社NOWROOMの牧田直也様です。
企業が設定した目標に対してぶれないようみんなで共通認識を持てるように常に課題を持っているとのことです。
どのようなツールを持って成果をだしたのかを今回は記事にしてまとめました。
インタビュー先情報
会社情報
- 株式会社NOWROOM
- HP:https://nowroom.jp/
One World, Live Anywhere
暮らすを自由にNOW ROOMは不動産Tech・カンパニーとして「暮らすを自由に」の実現を目指してまいります
インタビュー者:株式会社NOWROOM 最高技術責任者 牧田直也様
導入事例
Asana
導入背景
弊社のようなスタートアップ企業は猛スピードで走り続けることで市場を開拓していくのですが、その度にチームメンバーの数も増えていき、だれが何をやっているのかの把握が非常に難しくなっていきます。
そこで本問題に取り組むためにAsanaを導入することとなりました。
使用方法
スタッフのタスクを把握する目的で、主に”看板”として使用しております。
課題達成
メンバーが現在何をやって、どういう進捗かをAsanaのコメントを通じて進捗が把握できるのでチームメンバーのタスクを見える化(可視化する)が実現できました。
今後の課題
主に運用ルールの課題感があります。弊社はアジャイルの開発思想を持って業務にあたっております。
経験主義的なところがあるので、Asanaの看板の運用方式、コメントの書き方、コメントに何を含めるべきか等の細かな仕組のルールを決めたり等、日々改善することはあると感じています。
例えばオブジェクト指向開発において、設計とプログラミングを何度か行き来し、トライアンドエラーで改良していく手法
良かった点
業務管理がよりできるようになった。業務の見える化(可視化)が進んだ。
悪かった点
悪かった点というより弊社の課題としては、運用ルールをより細かく決めていかなければならないということ。
Metabase
導入背景
データの分析だったりQueryにて必要な情報を入手するのはビジネスサイドや営業さんにはできないことがあり、その都度開発サイドに取得の依頼が来ていました。
そのデータ自体はNOWROOMのProductへ実装する上で非常に大事なのですがその依頼が増えれば増えるほど開発業務のリソースが圧迫されてしまうため、誰でもデータを取得できるようにするためメタベースを導入することにしました。
使用方法
データを分析して見える化(可視化)するのにメタベースを使用しています。
課題達成
まだ完全に運用しきれていませんが、勉強会を通じて、従業員それぞれがSQLを用いてKPI等のデータを必要な時に取れる状態にする予定です。
良かった点
まだ完全にはできていませんが、下記のことが実現できると思われます。
- 必要なデータを必要な時に誰でもわかりやすく取得できるようになる。
- リアルタイムにグラフとして見れるような状態を作れるようになる。
悪かった点
導入後すぐに完全に運用できる状態にはできなかった。ある程度勉強が必要。
Confluence
導入背景
異なるチームメンバーによって今まで情報共有用のシートがばらばらでした。
シートが散らかっていたので、ばらばらの情報を集約するためにConfluenceを導入しました。
使用方法
リアルタイムに複数人で編集し、みんなで情報共有するのに使用しています。
課題達成
ばらばらだったデータを一つにまとめて、複数人で情報の蓄積、編集、共有ができるようになりました。
良かった点
階層構造でドキュメント管理等できること。
リアルタイムで複数人が編集に携われること。みんなで共有して、ナレッジを蓄積していけること。
悪かった点
特になし。
気になった点についてご質問させて頂きました!
Q.今後行なっていきたい事業はありますか?
当面は「短期賃貸のナンバーワンを弊社は目指していく」と決めております。
中長期的な話で言えば、私たちは「普通賃貸のマンスリー」という取り組みを行っておりまして、NOWROOMというプラットホーム上には、比較的に「シェアハウス」や「ゲストハウス」、後は「マンスリー賃貸」等が多いのですが今後は普通賃貸も増やしていけるような施策を打ってきていきたいと思ってます。
多くの方がご経験されているように、普通賃貸は契約や、実際に「住む」となるとかなり体力がいるものでそういったところをもっと簡略化できるようにするつもりです。
もっと自由に簡単に借りれるようにしていき、普通賃貸をテクノロジーによってさらに簡単に住めるようにするのが目標です。
今後の社内DX化について一言お願いします!
新しくSaaSを導入することは今は考えておりません。しかし、「Replace」は今後もあるかもしれないです。
決まったものは無いですが、いいのがあればもちろんReplaceとかあるかもしれない。
例えばタスク管理ツールとして今は「Asana」を使っていますが、より良いものが出てきたらそちらを使うことになるかもしれない。
常に新しい物、メリットがあるものだったらそちらを採用したほうがいいので、常に検証しながらと同じ目的を持ったものにReplaceすることを弊社は考えています。
この記事に登場したSaaS
Asana
Asanaでは、ボードを通じて、仕事を付箋のようにセクション毎に移動させ、整理ができます。
強力なリストビュー機能はそのままで、プロジェクトの概要が明確に見える化できるがこのビューの特徴です。
Confluence
マーケティングからエンジニアリングまで、すべてのチームが情報を共有して企業文化を強化し、フィードバックを即座にやり取りできるようにします。