今回は、全国13店舗の中国料理レストランを展開されている民権企業株式会社様に飲食店のDX化についてインタビューさせていただきました。
インタビュー先情報
会社情報
- 民権株式会社
- HP:https://www.sisen.jp/
民権企業株式会社は中国料理のレストランを経営。赤坂に本店がある四川飯店をはじめ、全国13店舗を展開。
インタビュー者:小谷彩水様
マーケティング部の副部長。現在は本部の経営体制や労働環境等の勤務体制も含めて抜本的に見直しをしているところで、そこに関わる業務全般を担っています。
導入事例
G Suite
導入背景
元々私の前任者が割とそういったテクノロジーといいますかいろんなツールが好きで、色々なパイオニアとなって、G SuiteやLINE_WORKSなどを導入していました。
使用方法
各責任者がメールアドレスを持つのにドメインを取ろうということで、G Suiteで取りまとめてオーナーアカウントでやっています。
Google Meet
導入背景
きっかけは去年の休業でオンラインでのミーティングが増えたことにあります。
使用方法
弊社は関東以外に四国や九州などにも店舗があり、なかなか簡単に集合できる距離でないんですよね。
そこでやはりただ顔を見て話したりですとかコミュニケーション取る必要もあるので、Google Meetを使って責任者会議や料理長会議などあらゆる会議で利用しています。
LINE WORKS
導入背景
導入以前はこういった職人の世界は皆さんパソコンを日常的に持つということがないです。
はい。個人的な内容はライン、会社の重要な内容はFAXや電話とした場合、どうしても伝わっている・いないの把握が難しかったり、全員に伝達が届いていなかったりといった問題がありました。
そこでLINE WORKSの導入を管理職50人程でやってみることにしました、すると、通常のラインと似ているため親和性が高く皆さん抵抗なく使えていたので全社員にも導入することにしました。
使用方法
プライベートで使用するラインと仕事で使用するラインを区別させるためにLINE WORKSを導入しました。
Q1.なるほど。そのLINE WORKSを導入されての具体的な成果はございましたか?
そうですね、一番成果を実感したのは休業期間中ですね。去年の4月・5月は丸々2ヶ月休業だったので、そうなると皆さん自宅待機になってしまうんですよね。コミュニケーションの機会が減った状況の中で、課題を共有したりデータの添付したりする際にLINE WORKSを活用していました。
また、動画を送信したりですとか、そういったものが通常の会社であればメールなどもイントラだったりということで行えます。
Q2.様々なコミュニケーションツールがありますが、LINE WORKSを選択された理由いうのはやはりその中でも浸透していたからでしょうか?
はい、そうですねSLACKなどたくさんあると思うのですが、LINE WORKSは、インターフェースがラインとほぼ同じということや操作性がとても高いです。
しかしそれまではプライベートでLINEを使っていたこともあり、通常のLINEですとやはり仕事のオンとオフのメリハリもつきにくくなってしまいます。
そうなると、業務に関する会話もすこし仕事モードになりにくいことが実際あります。プライベートで使用するラインと仕事で使用するラインを区別させるためにLINE WORKSを導入しました。
課題達成
一番成果を実感したのは休業期間中ですね。去年の4月・5月は丸々2ヶ月休業だったので、そうなると皆さん自宅待機になってしまうんですよね。
コミュニケーションの機会が減った状況の中で、課題を共有したりデータの添付したりする際にLINE WORKSを活用していました。
また、動画を送信したりですとか、そういったものが通常の会社であればメールなどもイントラだったりということで行えます。LINEの良いところは既に皆さんスマホに入れてあるので、どこでも何をしていても利用できるという手軽さだと思います。
皆さん常にスマホを携帯しているので、そういった意味でのコミュニケーションツールとしてすごく力を発揮しています。
その実務以外にも、スマホでオフィシャルに連絡が取れる繋がりを感じてもらいたいなと思いながらこまめに進捗を発信していました。
Q1.確かに、それって結構大事ですよね。現在新しいSaaSがどんどん出てきていますよね。
はい。
Q2.やはり使いやすさであるとか、使っていてストレスがないラインの方が良いですですね。
そうですね、そこはやはり普通のオフィスワーカーと少し違うといいますか、今回一番大きかった部分ですね。
良かった点
通常のラインと似ているため親和性が高く皆さん抵抗なく使えていました。
どこでも何をしていても利用できるという手軽さだと思います。現在人間で行っている作業(残課題)勤怠管理や総務・経理・業務あたりがノートに定規で線引いてといったようなアナログなやり方と管理をしている部分が結構あるんですよね。
なのでそういったものを一元化できればいいなと思います。それこそ勤怠管理とレジとシフトと全部を連動できるようなシステムはたくさんあるので、それをうまく利用して、勤怠をきちんとと把握できるようなものが理想です。
Q3.今後導入を考えているSaaSはありますか?
総務経理もクラウド化でできるようなシステムを今年4月ぐらいから導入したいと思っています。ずっとリサーチといいますか色々な会社さんにヒアリングとかしている段階です。
Q4.なるほど。ちなみに具体的にどういったツールをご検討されていますか?
勘定奉行クラウドや、レジだとだと常務化などもあるのでそういった勤怠管理システムです。あと、仕入れに関しても一元化できるものはしたいです。
現在発注はFAXで行っており、業者さん一人一人が何十件もいるので今後一元化して総管理みたいにできるシステムを導入できたらと考えております。
Q5.このような機能があればいいなと思うものはありますか?
そうですね、結構たくさんありますが、結局G Suiteのスプレッドと併用して使ってる部分が多いんですよね。色々なファイルがあればなとは思います。
例えば売り上げの管理や在庫あり・なしとかなどは部スプレッドで共有してるのですが、LINE WORKSとかであれば既にグループができているので、そこで共有がができればいいなと思います。さらにExcelとかWordなどのドキュメントを同時に編集・共有できるみたいなのがあればいいんなと思います。
共有はできますが、結局そこがオンラインで編集となるとまた再度つけ直しになるので、売上などの数字を入れられる何かとリンクができたらいいですね。おそらくそういったシステムは、ボット機能とかであるようですが、まだそこを導入するには少しハードルが高いかなという印象です。
Q6.今後は新しい開発を導入するというよりかは、そのLINE WORKSを活かして連携させていきたいなといった感じですか?
そうですね。あまり色々増やすと、現場はデスクにいる時間がない人たちなので、どうしても業務外の時間や業務の合間に見ることになるんです。ガッツリ腰を据えてパソコンに向かうことをあまりしない業種なので。そうなると、できればデバイスはスマホのLINE WORKSがいいなとは思うんです。
もし新しいものを導入したい場合はその場所に開発とかを任されるって感じというよりかは、そういった機能がLINE WORKSでできるようになれば利用してみたいです。おそらくですが、LINE WORKSで導入されるのは遅いと思います。
LINE WORKSと連携できるようなシステムが一番理想です。なるべくシンプルで取扱簡単であることが理想ですね。
Q7.効率化させたいものはありますか?
今年DX元年にしたいぐらいな感じのことを進めているのですが、勤怠管理や総務・経理・業務あたりがノートに定規で線引いてといったようなアナログなやり方と管理をしている部分が結構あるんですよね。
なのでそういったものを一元化できればいいなと思います。それこそ勤怠管理とレジとシフトと全部を連動できるようなシステムはたくさんあるので、それをうまく利用して、勤怠をきちんとと把握できるようなものが理想です。
既にデータ化ですとか、情報といったものを何社か調べているところです。
総務経理もクラウド化でできるようなシステムを今年4月ぐらいから導入したいと思っています。なるほど。ずっとリサーチといいますか色々な会社さんにヒアリングとかしている段階です。
Q8.ちなみに具体的にどういったツールをご検討されていますか?
勘定奉行クラウドや、レジだとだと常務化などもあるのでそういった勤怠管理システムです。あと、仕入れに関しても一元化できるものはしたいです。
現在発注はFAXで行っており、業者さん一人一人が何十件もいるので今後一元化して総管理みたいにできるシステムを導入できたらと考えております。お話を聞いたりっていうのを同時進行で何社にもしています。
Q9.御社のDX化への取り組みであったり展望はありますか?
そうですね、本当に全部やりたいなというのが正直な気持ちです。弊社は最初から13店舗を運営していたのではなく少しずつ店舗が増えて大きくなっていきました。
1軒のお店を運営している延長で×13っていう感覚でやってしまっているので、どうしても管理等が昔ながらのやり方でしている部分があります。
ただ、これから働き方改革もそうですが、お互い信頼関係を築くためにはまず管理体制を皆さんが安心できるような基盤を整えるために、システムを使ってミスを防いで誤解をなくし、お互いクリアにいただけるような整備をすることが目標です。
機能に振り回されることのないシンプルなSaaSで効率化!!
どんなに万能なSaaSでも使いこなせれるものでないと意味がないです。職種、職場の課題、社員メンバーの個々のITスキルに合ったSaaSを選ぶ必要があります。
例えば、今回インタビューをさせていただいた民権株式会社では、LINE WORKSを採用しているそうです。
社員があまりガジェットに詳しくないという点と、パソコンを利用する機会が少ない点、そして多くの社員がLINEをもともとプライベートで利用している点を踏まえてLINE WORKSを採用することを決めたとおっしゃっていました。
また、採用するとなっても段階的に導入することをお勧めします。小谷様にLINE WORKSの導入について伺った。まずは管理職50人程でやってみることにしたそうです。
すると、通常のラインと似ているため親和性が高く皆さん抵抗なく使えていたので全社員にも導入したとおっしゃっていました。
現在、御社ではSaaSをより効率良く活用するために一元化できる方法を模索している段階だそうです。みなさんも一元化を図ってみてはいかがでしょうか?
この記事に登場したSaaS
G Suite
Google社が提供するビジネス向けのサービス。チームで円滑な作業を進めるためのアプリケーションである。Google Workspaceの旧称。利用するサービスによって価格が変わる。セキュリティや管理機能などがある。
Google Meet
Googleが開発したアプリケーション。高品質のビデオ会議を誰でも無料で利用できるのが最大のメリットである。画面共有の機能や最大250人参加できるなどとても万能なアプリケーションである。
LINE WORKS
メッセージアプリケーションLINEのビジネス版。業務コミュニケーションのためのツールである。通常のLINEとは違い有料ではあるが、ビジネス用ということもありセキュリティが高く安心して利用できる。