今回は株式会社Flamersにインタビューを行いました。自らの経験から開発された、Voilという長期インターンの口コミサービスサイトは、現在ユーザー数1000超え!自社サービスであるVoilと導入されているSaaS、今後の事業展開についてお話を伺いました。
インタビュー先情報
会社情報
- 株式会社Flamers
- HP:https://www.flamers.jp
2019年9月、学生3人によって創立。2020年6月に長期インターンの口コミサービス、Voilを運営開始。
人々の心の中のワクワクが「育つ」文化を作る
僕たちの人生の中でワクワクすること。それは「見つかる」ものではなく「育つ」ものだと僕たちは考えています。
実際にやってみて、自分がワクワクするかどうかを知っていく。僕たちはその心の中の炎が育つ文化を作っていきます。
インタビュー者:代表取締役CEO 佐藤航智様
サービス開始の背景
創業メンバー3人はそれぞれ長期インターンを1,2年ほどしているんですが、それぞれ長期インターンで失敗することがありました。エンジニアと思ったのに雑用ばかりだったり、お給料がちゃんと払われなかったり。
そういう企業もある一方で、私の最後にインターンした企業はとても楽しくて好きだったので、そういうインターンがあるっていうのがわかっていました。でも現状学生側がそれを判断できるものがないっていうのが課題なんですね。
それだったらもう中の人が「この企業めっちゃいいよ」や、「正直いまいちだったね」等の情報があれば信頼できるのでは、とうことを考えていて、それで長期インターンの口コミサービスを作りました。
利用方法
実際に働いた学生から生の声を集め、口コミサイトを運営。自分に合った企業を見つけ、企業側と学生側のミスマッチをなくすことを目的としている。学生は企業・職種ごとに検索し、インターンしてみたい企業を探す。
「なにから始めたらいいのかわからない」と悩みを抱えている方や「さらにレベルアップしたい」という方にすべて私たちVoilメンバーが個別面談にてあなたのキャリアに向き合います。職種、業界、特徴、企業満足度ランキング等から【あなたに最適のインターン】をご提案します。
これからの課題
今登録している企業数は50社ぐらいですね。課題としてはやっぱり企業の数はもっともっと増やしたいなと感じています。
口コミが500件程あるんですけど、口コミがある企業でも、まだ繋がってない企業が沢山あります。
せっかく口コミがあるのでそこの企業さんと繋がったら、学生さんがもっといろんな企業を選べるので、早く企業数を増やしたいなっていうところはありますね。
あとは今、どうしても友人紹介とか、イベントとかで集客しているところが多く、「長期インターン」とインターネットで検索した時に弊社のサイトが出て、全然知らない人にも、もっとアプローチ出来たらなと思ってます。
導入事例
Ubersuggest
導入背景
Voilでメディアを作る際、キーワードボリュームがわからなくて、長期インターン関係のキーワードボリュームを発掘したくて始めました。
使用方法
長期インターン関係のキーワードボリュームの検索。
freee
導入背景
freeeは会社設立の時、自分たちで設立したので全く何を導入したらいいのかわからない状態でした。そのとき、freeeの創業プランを目にしたので、自分たちの状況にあってるなと思い、freeeを導入しました。
使用方法
会社設立のとき。freeeの創業プランを会計ツールとして使用。
クラウドサイン
導入背景
クラウドサインは人材紹介先の、50社あるクライアントさんと契約を結ぶときに、もうオンラインになってしまったので、ハンコを使用する代わりに始めました。
使用方法
人材紹介先のクライアントさんと契約を結ぶときに、オンライン上で済ませられるため、ハンコを使用する代わりに使用。
Slack
導入背景
もともと起業する共同創業者の1人が、起業するか迷ってるときに、Slackを開ければ何か取り組めると思ったからです。前職でも使用しており、使い勝手は分かっていました。
使用方法
コミュニケーションツール。
AWS
導入背景
Herokuというサービスや他のサービスから移行しました。
使用方法
Herokuに代わるクラウドサービスとして。
GitHub
導入背景
これまで長い間使用してきたため、今も使用させてもらっています。
使用方法
ソフトウェアの開発を行うことができるため、自社での開発用ソフトとして使用。
Misoca
導入背景
クライアントさんとやり取りするときに、前から請求書を何回も作るのが大変だったので、請求書作成に便利なSaaSはないかと思い探したら、Mizocaさんのサービスが一番いいなと思い導入しました。
使用方法
請求書の作成。
Trello
導入背景
最初Slackを使用していて、テキストで自分のタスクを完了としていたんですけど、結構複雑になってしまったので変えようとしていました。その時にTrelloに関しては過去に使用したことがあったので導入してみました。
使用方法
タスク管理ツールとして。朝会で、全員のタスク管理はその場でやってるので、誰が何をやった等を把握しています。
悪かった点
今のところはあまりないです。強いて言うなら、フリーズすることが多くてそれが結構ストレスではあります。パソコンが落ちたらスマホを見ているので、改善して欲しいです。
Calendly
導入背景
他のも使っていましたが、他のものは有料版しか無かったため、無料で使えるCalendlyを導入しました。
使用方法
これはとても便利ですね。学生との日程調整に使っています。私らも学生と面談するときに毎回毎回希望日時を列挙するのは大変なので、Calendlyのおかげで助かっています。
悪かった点
Calendlyの課題は誰がやったのか分からなくなること。例えばTwitterとかだと本名ではなかったりしますし、そうなると誰がだれか分からなくなってしまいますので、ここを解決できたらいいですね。
あとはリマインドですかね。「本日10時から面談あります」とかがあると便利だとは思います。
気になった点についてご質問させて頂きました!
Q.クラウドサインを使用していて、入力が面倒だと感じますか?
入力の手間はあまり感じたことがないです。件数がそれほど多くないのもあって現状はあんまり不満はないですね。それから、そもそもハンコは必要なのかという問題があるなと感じています。
Q.まだ業務上で残っている非効率な部分や課題はありますか?
はい、たくさんあります。今は人材紹介のSaaSを探しています。例えば、私らは100人ぐらいの学生と面談してるのですが、「あの子どうなった」とか「あの子どこを応募したっけ」など、「面接スタートしてないけどリマインドして」が沢山ありますね。
それを綺麗にSaaSで管理できればとてもいいなというのが強いニーズです。
他には経費とかですかね。毎回スプレッドシートで、みんなに入れてもらって、私が計算して振り込んでいるので、効率化したいです。
Q.これから行っていきたい事業、Voilの展開について何かヴィジョンはありますか?
弊社のビジョンが「わくわくであふれている」っていうのをモットーにしていて。
例えば仕事とか趣味とか何でもいいんですけど生きていく中でわくわくがいっぱいあってあふれる状態だと楽しいよねっていうのを目指していて。
Voilは結構仕事にフォーカスしてるんですけど、Voilで長期インターンをして、こういう職種があるんだなとか、こういう業務があるんだと知って働くことを、もっと若くからできればいいなと考えています。
そして働くからちょっと離れて、趣味とかある種、不真面目な方向で行きたいなというふうに考えています。
次は結構エンタメ系とかを考えて、趣味とか、それこそVR系とか何かできたらいいなっていうのを考えています。
若いうちから試行錯誤すること
今回は、株式会社Flamers様にインタビューをしました。実は、創業者の3人は全員が学生です。
自らがインターンで経験したことを基にVoilを開発、後輩たちに何か伝えられることは無いかと、日々試行錯誤されています。導入されているSaaSも豊富で、大規模ではないからこその柔軟性や適応力を感じます。
就活や自らの進路に不安がある方は「わくわくであふれている」将来を目指し、Voilを利用してみるのも良いかもしれません。
この記事に登場したSaaS
Ubersuggest
キーワード選定ツールであるUbersuggestは「検索ボリューム」「トレンド」「難易度」の3点から有益なキーワードを検索することができます。
freee
個人事業主から中規模法人まで、確定申告や日々の経理を効率化するためのクラウド会計ツール。
クラウドサイン
ハンコいらず、無料で契約締結ができるウェブ完結型のクラウド契約 CloudSign(クラウドサイン)。契約書の保管・管理にも利用可能。オンライン化が進む中での需要は高まるだろう。
Slack
代表的なコミュニケーションツール。トピックの追加もしやすく、社内コミュニケーションツールとして多数の会社が導入。
AWS
アマゾンウェブサービス(AWS)は、世界でも広く採用されているクラウドプラットフォームです。世界中のデータセンターから100を超えるサービスを提供しています。
GitHub
プロジェクトの管理をしながら、ソフトウェアの開発を行うことができる。Slackなど他のツールと連携させることも可能。
Misoca
ネット回線があれば、いつでもどこでも請求業務が可能。自宅でのテレワークに最適。見積書から納品書・請求書への変換や、請求書から領収書・検収書の作成もカンタン。
PCはもちろんスマホやタブレットでも使えるので、場所や時間を選ばず請求業務ができる。
Trello
チームでプロジェクトを柔軟に効率よく整理して、優先順位をつけることができる。Trelloはすべてのデバイスと常に同期され、作業を行える。
Calendly
ミーティングを作成する際は、提案された時間帯を選ぶ。Calendlyのアカウントを持っていなくても予定をリクエストできる。