株式会社メタップス様のインタビュー記事となります。メタップスクラウドとは何か、今後の展望などに関して、詳しくお話を伺いました。
インタビュー先企業情報
弊社は株式会社メタップスという会社でございまして、様々なプロダクトを提供しております。主にフィンテック、マーケティング、DXの領域でサービスを運用させていただいております。
今回担当しているサービス、メタップスクラウドに関しては、グループの中でいうとDX領域を担当しているものになりまして、この春にリリースを予定しているサービスでございます。
会社情報
- 株式会社メタップス
- HP:https://metaps.com/ja/
経営理念
テクノロジーでお金と経済のあり方を変える。
デジタル化が進み、時間や空間といった眼に見えない価値もデータとして認識できるようになり、人工知能やブロックチェーンといった新たな技術の誕生により経済のあり方も大きく変わろうとしています。
株式会社メタップスは、これらのテクノロジーを駆使し、世界中に埋もれている価値を有効活用することで、新しい経済を作ることを使命としています。
目指す姿
世界中の誰もがテクノロジーにより様々な制約から解放され、自由に未来を創造できる社会を目指しています。
“豊かさ”の概念が多様化する中で、それぞれが”個”としての生き方を追求することで、新しい価値観が醸成され、社会の持続的な発展に繋がると考えています。
価値観/行動指針
「テクノロジーでお金と経済のあり方を変える」ために、社員一人ひとりがどのようなスタンスで働くのか。「世界を解き放つ」ために、日々の業務でどのような行動に重きを置くのか。
MPQ(Metaps People Quality)とは、世界各地で働くメタップス社員が仕事をする上で、最も大切にしている5つの価値観/行動指針です。
インタビュー者:古川様、成田様
私が今回のプロダクト責任者をやらせていただいております古川と申します。
本プロダクトに関しては、事業責任者をメタップスの社長が兼任している状況になっております。
事業責任者山崎の下で私が動いているというような状況です。
同席している成田は、メタップスクラウドのマーケティングおよびPRを担当させていただきます。
導入事例
メタップスクラウド
メタップスクラウドは、SaaS一元管理ツールというものでございます。SaaSを管理するSaaSです。
企業が契約するSaaSの利用状況をダッシュボードで可視化したり、メタップスクラウドでSaaSを管理することでアカウント運用を効率化することができます。
導入背景
現代の日本国内の1企業あたりのSaaS利用数は今平均8.7歩です(弊社調べ)。
SaaSを利用している企業がリモートワークであったり、新しい働き方への改革において、かなり、1企業当たりのSaaSの利用数も増えており、SaaSの利用する企業数も増えているというような状況になっています。
近年のサービス導入が急増による、お金やセキュリティ面の改善や管理工数が左になっていくということも開発の背景として挙げられます。
SaaSを利用するにあたって、様々な管理業務というものが発生します。
例えば、1人の方が入社された際に、10個のサービスを申し込み、利用している企業であれば、一つ一つアカウントを作る作業が発生します。
10サービス分を1個作るのに5分ぐらいしかかからないものだとしても、10サービスですと50分ぐらいかかってしまいます。
また例えば、苗字が変わったり、所属する組織が変わったりすると、また10回ログインをし直して修正するというような業務が発生します。
1アカウントあたりにお金がかかるサービスですと、実際使っていないアカウントをやめてしまったり、組織が移動されたのにも関わらず、その組織で使っているアカウントが残っていることも発生するので、今までは定期的な棚卸し業務みたいなものがSaaSの管理には必要でした。
課題達成
今までの煩雑な業務を一元化することでSaaSがより使いやすくなるように、そして使いやすくなることによって、SaaS市場を盛り上げていくというものを目指して、メタップクラウドというサービスを提供させていただいております。
このサービスに関して、SaaSを管理するという業務領域以外に、セキュリティに対してもアプローチをしているサービスです。
シングル34の機能、アクセス管理など社内のネットワーク外から業務を行うということがこのリモートワークが普及している中で増えてきておりますので、リモート業務の対応もこのプロダクトを使っていただくと実現ができます。
我々のサービスを使っていただくと、安全面に配慮しながら、SaaSの管理が効率化できるようになります。
コスト削減、無駄なアカウント削除、アカウントの管理の効率化、入社手続き・会社手続きを完結にすることを実現できると思っております。
日々増加し続けるSaaSを一元管理し、コストの削減と安全なアクセス環境を提供します。
お金・時間のムダを改善する「SaaS管理」と、セキュリティリスクを抑える「ID管理(IDaaS)」の2つの機能を備えています。
気になる点についてご質問させて頂きました
Q.メタップスクラウドは、具体的にどういったサービスと連携できるのですか?
基本的には全てのSaaSと繋がるということをミッションには置いています。
例えば、Googleのワークプレースや、マイクロソフト365などの多くの企業が使ってるようなサービスとの連携はもちろん、スマートHR33などの国内のSaaSとの連携も増やしている最中でございます。
Q.透明タップクラウドの今後の展開について詳しく大きくお聞かせいいけますでしょうか?
まず僕らのサービスがSaaSを利用する企業様のインフラになりたいなと思っております。
従業員の方々が朝出社してパソコンを開いた際に、一番最初にうちの画面が出ているという状況は好ましいなと思っています。
ログインURLを探してたとかではなく、機器会社として使うものが一覧化されているような状態を提供したいです。
これはいろんなSaaSと繋がってセキュリティが担保されて管理の効率化ができているという状況になりますので、そういった企業がSaaSを導入する際に上質の工数がないから追加できないようであったりですとか、上質が困ったのいないから何もできませんといった状況をなくして、よりSaaSが使いやすいようにしていきたいなと思っています。
Q.今後の展望をお聞かせください。
今後の展望は、SSOを行うにあたって、サムルーという機構がございます。
グローバルのSaaSでは、割と実装されている機構にはなりますが、国内のサービスで実装されている企業は多くないのです。
もしくはされていても少し高めの有料のプランでしか使えない機能になっています。
なのでSaaSとSaaSが繋がっていく世の中を実現していく中で、このサムルーの浸透みたいなものに関しては、僕らとしても普及活動はしていきたいなと思っております。
より世の中がSaaSを使いやすくしていくというところにベクトルを向けて様々な活動をしたいと思っています。
この記事に登場したSaaS
メタップスクラウド
①企業が契約するSaaSの利用状況をダッシュボードで可視化します。
SaaSのコスト、アカウント数、利用頻度などをメタップスクラウドの導入により可視化。未使用アカウントやSaaS毎の利用状況も確認でき、コスト削減や従業員の利用状況の調査も可能です。
コスト分析や利用分析に関しては、SaaSの利用によって発生する費用を会社・組織・個人の単位で分析が可能です。また、期間やSaaSのカテゴリー毎の分析も可能となります。
②メタップスクラウドでSaaSを管理することでアカウント運用を効率化できます。
ダッシュボード上で、契約しているSaaSのアカウント管理が可能です。
従業員の入退社時において、個別SaaSの管理画面からでなくメタップスクラウドで一括管理します。
アカウントの付与や削除は勿論の事、システム内に組織情報をインポートすることによって、組織毎に必要なSaaSの設定が可能です。
入退社や組織変更時に、必要なタスクの自動化にも対応しております。
③リモートワークを安全に実施する為にアクセス環境を一元管理するセキュリティ基盤がございます。
IDやパスワードが異なっていたため、SaaSは個別ログインが必要でしたが、シングルサインオンで一元管理が可能です。
従業員や端末を一元管理し、企業のクラウドへセキュアにアクセスできるようサポートしております。
ダッシュボードで組織、役職、個人ごとのアクセス権限の設定も可能となり多様化する働き方に柔軟に対応しております。
また、Windows、Mac、iOS、Androidなどマルチプラットフォームに対応します。会社支給デバイス、私用デバイスなど利用用途に応じた様々なアクセス制限にも対応しております。