業種を問わず、店舗を経営している方の中で閉店後の売上精算に時間がかかってしまいお困りの方はいないでしょうか?
今回は、そんな経営者の方に向けてiPadで利用できるPOSレジのご紹介をします。
コロナの影響もあり、現金決済から電子決済へのシフトの波がきているのでこの機会にPOSレジの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
POSレジとは?
POSレジとは、「point of sales」の略称であり、販売情報を即時に管理するシステムです。
POSシステムには、大きく分けて据え置き型のレジスターと、タブレットにアプリをインストールして利用するタブレットPOSが存在します。
置き型レジスターの導入の場合、機器本体の代金やネットワークシステムなど、多額の費用が発生してしまいますが、タブレットPOSの場合は端末さえ用意できていれば、無料で利用スタートできるサービスも存在していますので導入しやすくなってきています。
今回は、ipadで使えるタブレットPOSを取り上げてご紹介したいと思っているので、個人でお店を経営していらっしゃる方にぜひご覧いただきたい内容となっています。
近年のキャッシュレス事情について
還元事業の事務局であるキャッシュレス推進協議会が、還元事業開始前(19年8~9月)と後(同年11~12月)に、それぞれ消費者約2万7000人、店舗約3500社から回答を得たアンケート調査を実施していました。その結果を見ると、大都市から地方の町村部までどの地域区分でも、約4割の消費者が、還元事業をきっかけにキャッシュレス決済を新たに始めたか、キャッシュレス決済の手段を増やしています。
また、経済産業省が20年5月11日に発表した資料によると、還元事業を開始した19年10月1日から20年2月24日までの対象決済金額は約6兆2000億円、消費者に還元された額は約2550億円に達しており、とても大きい規模となっています。
さらに細かく見ていくと、還元事業をきっかけに、キャッシュレス決済の手段の中でもQRコード決済の利用頻度が増えていることが分かりました。
キャッシュレス推進協議会のアンケート調査では、還元事業開始前にQRコード決済を「1週間に1回以上利用する」と回答した消費者は8.2%。
それが、還元事業中には13.2%に跳ね上がり、同じく「1カ月に1回以上利用する」との回答も8%から11.3%まで増加していました。
2つの回答を合わせると、16.2%から24.5%へ8.3ポイントも上昇していましたので、急速に普及が進んでいます。
調査会社大手のインテージが、同社の持つ日用消費財の購買ログデータ「SCI」から、還元事業前後で1万2000人ずつ抽出し、分析した結果も同様の傾向を示しています。
1週間の買い物におけるキャッシュレス決済手段ごとの利用率の変化を還元事業前後で見比べると、クレジットカード・デビットカードは利用率にほとんど変化はなかったが、電子マネーは34.6%から39.4%へと4.8ポイント上昇。
QRコード決済は10.1%から17.4%へと7.3ポイントも上昇していました。
新型コロナウイルスをきっかけに、この流れがさらに加速化しこれからは現金を持ち歩かなくてもいいような時代がすぐにきてしまいそうであると感じました。
そのため、店舗側も電子決済の準備をいち早く始めてお役様を逃すことのないようにしましょう。
オススメPOSアプリ紹介!
それではiPadを使って、スタートできるタブレットPOSアプリについて見ていきたいと思います。
スマレジ
株式会社スマレジが提供する「スマレジ」は、低コストかつ高機能で導入できるクラウドPOSレジです。iPadを用いて利用でき、拡張性に優れているので他社システムとの連携が可能です。
外部のシステムと組み合わせることでさらに快適な使用が期待できます。無料で使用できる「スタンダードプラン」は、使える店舗数が1店舗と制限がありますが、逆に個人でお店をやっている方にはぴったりといえるでしょう。
また、POSレジに必要な機能は一通り搭載されているため、非常に満足度の高いアプリです。
ロイバースPOS
「ロイバースPOS」はヨーロッパで開発されたタブレットPOSシステムです。日本での販売代理店として株式会社ナンバーワンソリューションズがアプリを提供しており、世界的に広がりを見せる人気POSアプリです。
iOSとAndroid端末に対応していますので幅広い方にご利用いただけます。無料プランでほぼすべての機能が利用できますが、従業員管理や在庫管理は有料プランとなるため、注意は必要です。
Uレジ
USEN NEXT GROUPが提供するPOSレジアプリです。
店舗運営に欠かせないWi-Fi環境やクレジット端末、WEB予約管理、クラウド会計サービス、勤怠管理など、「店舗」のことを知り尽くしたUSENがレジのアプリをリリースしたことで有名であり、強みはサービスの連携です。
システム連携によって販管費削減&売上UPに繋がるため、人手不足に困る方や日々の業務を円滑に回したいと考える方にオススメです。タブレット端末とハンディ端末との連携でリアルタイムでオーダーを共有できるため、注文から会計までの業務がとても円滑に回り、人件費削減にも貢献します。
さらに、テイクアウトサービス「LINEポケオ」、デリバリーサービス「Uber Eats」との連携もできるため、今では頻繁に利用されるようになったデリバリーとの連携もバッチリです。
このアプリを導入するだけで店舗全体がスムーズに回るイメージができると思います。
導入例をご紹介!
スマレジ
[導入までの流れ]
Knotを立ち上げてからギャラリーショップをオープンするまでの間は、ECのみで時計を販売していました。そちらでポイントシステム(CROSS POINT)を導入することになったのですが、最初にギャラリーショップに導入したタブレットPOSには、ポイントシステム連携の機能がなかったんです。
実は、Knotの立ち上げにはMakuakeのクラウドファンディングを活用しました。おかげさまで300名近い方々に支援していただき、多くのメディアに取り上げてもらい、話題づくりをしながらKnotを立ち上げることができました。
そして、1店舗めのギャラリーショップ(吉祥寺)の開店にも、同じくMakuakeを活用して、こちらは500名以上の方に支援していただきました。
ECの展開を始めたときからファンになってくれている方たちが、今度はリアル店舗のギャラリーに来てお買い物を楽しんでくれるかもしれない。
さらに、Knotの時計は、ベルト交換で変化を楽しみながら長くお付き合いいただけるところも特徴です。
Knotのファンでもあるリピーターのお客さまへのベネフィットとして、製品をご購入いただいた際にはポイントを付与したいと考えたんですね。
そこで、もともとECで導入予定だったCROSS POINTと連携可能なPOSへの乗換を検討することになりました。
[導入後の効果]
スマレジを導入するまでは、毎日の在庫管理をエクセルの表を使って手作業でやっていたんです。そこが自動化されて、そのためにスタッフが割いていた時間が30分近く短縮されたので、運用コストに関しては満足しています。
1日30分とはいえ、毎日の積み重ねになるので、そこがカットできるのは大きいです。
在庫管理については、商品IDのつけ方を工夫しています。社内で管理している商品番号と紐づくように商品IDを付したうえで、スマレジの売上分析を商品開発のスタッフも閲覧できるようにしています。
たとえば新しいベルトを作るときに、商品開発スタッフが「何がどのくらい売れているのか?」「どういうカラーバランスが適切なのか?」等々、販売データをもとに分析・考察できるので、参考にして商品開発を進めています。
引用:https://smaregi.jp/casestudy/retail/knot.php
ロイバースPOS
fromcoffee 表参道
各社比較検討したのですが、Loyverseが一番シンプルで使いやすいと思いました。店舗が今後増えた場合とか、新しい従業員が増えた場合でも、非常に容易に他のお店に展開できると思いました。
海外にも店舗を展開しようと思ってまして、そういったときにLoyverseさんですと、海外でも全く問題なくインフラとして使えると思ってます。
麗 ミニチュアドール家具専門店
初期導入のコストがかからず、なんといってもオフラインで使用できる事が最大のメリットでした。
おかげさまで導入後はお客様の対応がスムースになり、売り上げも平均1.4倍になりました。 また在庫管理も楽になり、本当にLoyverseを導入してよかったです。
ボードゲームスペース「おもくろや」
インターネットで調べていくつか見つけたのですが、Loyverseさんが一番使いやすそうでした。 一日の売上がその日のうちに見られるのがすごい便利です。任意の期間の売上が見れるので、その機能もよく使っています。
Uレジ
肉バル Ciccio(東京都)
Uレジを導入することに決めた大きなポイントは、やはりコスト面です。POSレジの機能は欲しい、ただ導入コストが高額になると障壁になります。
UレジでPOSレジの導入コストを安価に抑えられ、よかったと思います。
囲炉 燻し焼き 若獅子wakashi(沖縄県)
導入の決め手は、断然フォローの良さですね。導入時にあたって、周辺機器やBGMなど、お店に必要な機材を相談しました。
導入後は、24時間365日サポートしてくれるので、操作方法や追加機能も教えてもらえます。
POSレジで会計作業が簡易化できれば、スタッフもメイン業務に集中できるし、お客様へのサービス提供も良くなると考えています。
瀬戸内リアス〜Teppan KITCHEN〜 はまらいん(東京都)
きっかけは、知り合いからUレジを薦められたことでした。8年間3店舗経営してきたお店のレジを変えるのは大変なことなので、まずは試験的に1店舗だけ試してみました。
導入を決断したのは私ですが、実際にUレジを使ったスタッフから、とても使いやすいと好評で正直驚きました。
今では、全ての店舗に導入し、複数店舗の数値をまとめて管理することができています。
良い口コミ
Loyverseは、POS/Restaurant opsの分野では、非常に低価格な製品を提供している稀有なスペースにいる。低価格でありながら、キッチンタブレットソフト(キッチンプリンターの代わり)、注文を取るためのPOS、キッチンに注文を送るためのPOS、請求書を実行するためのPOSを提供しています。
それもあなたの在庫が少なくなっているときにアラートと在庫管理を持っています。彼らのSumUpの統合を使用すると、クレジットカード処理などを設定し、任意の長期契約に署名することなく、あなたのレストランを実行するために必要なすべてを行うことができます。
引用:https://www.getapp.com/retail-consumer-services-software/a/loyverse-pos/
サービスは無料で、カスタマーサービスはいつも迅速に返信してくれて、私の質問にすべて答えることができ、ストックシステムの更新が簡単で、すっきりとしたUIで、学習曲線は高くない
引用:https://www.softwareadvice.com/customer-loyalty/loyverse-pos-profile/reviews/
悪い口コミ
LoyverseはToastやUpServeのようなバンドル製品ではありませんので、あなたが使用するためにあなたのチームのためにあなた自身のタブレット/電話を取得する必要があります(キッチンのためのタブレット、あなたのサーバーのためのハンドヘルドデバイス)が、それはあなたのお金のLOTを節約して終了します。
あなたが他のPOSシステムと比較している場合、すなわちスタッフ管理、オンライン注文、配送管理が、これらは多くのビジネスのための懸念ではありませんが、いくつかの不足している機能があります。
私たちのビジネスでは、これらの欠けている機能のいくつかと、専用のサポート、ネットワーク機器などのためにToastに行くことになりましたが、Loyverseは私たちにとって非常に強力な考慮事項でした。
ティーハウスとして必要な重要な機能の一つは、パッケージ(ハイティーなど)を選択した後、いくつかの選択(どのお茶を飲みたいか)をする必要がある「強制的なモディファイア」です。
この種のワークフローはToastには存在していましたが、Loyverseでは評価の時点では存在していませんでした。
引用:https://www.getapp.com/retail-consumer-services-software/a/loyverse-pos/