この記事ではノーコードツールbubbleでのAPI使用ケースとAPIの使い方について解説していきます。
コードに精通されている方にとってはAPIはアプリやWEBを作る上でおなじみのモノかもしれません。
APIに関する記事はこの記事のみならず、他の記事でも取り扱いますので、チェックしてみてください。
API使用ケース
bubbleAPIは、アプリを外部の世界(他のサービス)と対話させるための方法です。
これは、プラグイン(または APIコネクタ)を介して行われる他のサービスからのデータへのアクセスとは異なります。
API を使用して、特定のウェブフックでイベントを実行することができます。これは、例えば、以下のようないくつかのケースで便利です。
■Stripeを使ったサブスクリプションでクレジットカードが失敗した時にメールを送信したいとします。bubbleエディタでこれを行うAPIワークフローを定義し、チャージが失敗したときにWorkflow APIを介してStripeにこのワークフローをトリガーさせることができます。
■データベースに作成された新しいものを毎週取得したいとします。Data API経由で新しいものを取得するスクリプトを書くことができます。
■iOSのネイティブアプリ(またはiWatchアプリ)をSwiftでハンドコーディングしたいとします。Swiftでコーディングしたアプリからデータを取得したり、ユーザーにログインしたり、ワークフローを実行したりするために、ワークフローとデータAPIの両方を使用することができます。
APIワークフローは、アプリでスケジュールされたワークフローを設定するために使用するツールもあります。
スケジュールされたワークフローと定期的なワークフローには外部サービスは含まれませんが、アプリによってバックグラウンドでトリガーされるいくつかのAPIワークフローを設定する必要があります。
最後に、APIが提供するオプションは、他の開発者にアプリを公開することです。
Facebookが開発者に「Facebookでログイン」ボタンを使用できるようにしているので、他の開発者にアプリと接続したり、データを読んだり、ユーザーにアプリの資格情報で認証させたりするアプリを構築させることができます。
つまり、bubbleAPIは以下のことができます。
■別のサービス/サーバーに、プログラムでbubbleアプリのデータベースを読ませます。これは、同じデータベースを共有すべき別のシステムを自分で構築している場合や、他の開発者にデータを公開したい場合に便利です。
■別のサービス/サーバーに、bubbleアプリ内のワークフローをプログラムでトリガーさせることができます。これは、外部の世界でアプリ内のアクションをトリガーさせたい場合に便利です。
外部の世界にアプリで何かをさせたい場合(ワークフローを実行したり、データを読み込んだり)、bubbleAPIは適切なツールです。
一方、アプリが外部データを読み込んだり、別のシステムでアクションをトリガーしたりしたい場合(Facebookのプロフィール写真を取得したり、TwilioでSMSを送信したりするような場合)、bubbleAPIは適切なツールではありません。
代わりに、プラグインまたはAPIコネクタを使用するか、この新しいサービスを追加するための新しいプラグインを構築する必要があります。
以上ここまでがbubble内でのAPI使用ケースに関する説明でした。
APIを使う
bubbleAPIへのリクエストを行うことでAPIを利用することができます。
これらのリクエストは、あなた自身が行うことも、外部サービスや開発者が行うこともできます。
このセクションでは、アプリ内でのAPIワークフローのスケジューリングや一括処理については説明しません。(APIに関する他の記事をご覧ください)
認証とデータ送信
APIキーを発行するには、設定タブのAPIセクションでこれを行うことができます。
API キーでリクエストが行われた場合、そのユーザーは管理者ユーザーとみなされ、データに対するすべての権利を持つことに注意してください。
一方、サインアップワークフローによって返されたトークンを使用している場合は、プライバシールールが現在のユーザーに適用されます。
ワークフローAPIの呼び出し
ワークフローのトリガーは、POSTリクエストを介して行われます。
データAPI呼び出し
Data API を通じてデータを作成、修正、取得、検索する場合は、特定の構文に従い、レスポンスはページネーションシステムに従います。
まとめ
今回の記事は以上の内容となります。
前半は写真がなく説明ばかりだったので退屈されたかもしれませんが、APIとbubbleの基本的な関係について解説しました。
APIに関しては他の記事でも取り扱うので、そちらも一緒にご覧ください。